株主・投資家の皆様へ
株主の皆様には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
第144期の中間報告書をお届けするにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
2026年3月期中間決算概況
ステンレス特殊鋼業界におきましては、食品関連や業務用厨房関連、化学関連では引き続き需要が堅調に推移しましたが、建築資材関連では人手不足による案件遅れが目立つなど需要は低調に推移いたしました。
当社グループの戦略分野である高機能材分野につきましては、半導体生産関連向けの需要は底堅く推移した一方、米国追加関税処置や、環境エネルギー分野における大型・中型プロジェクトの具体化遅れなどにより、主に海外市場で需要は停滞しました。
その結果、当中間連結会計期間の販売数量につきましては、前年同期比8.1%減(高機能材11.5%減、一般材5.9%減)となり、売上高は75,741百万円(前年同期比13,093百万円減)となりました。利益面につきましては、営業利益5,900百万円(前年同期比2,643百万円減)、経常利益5,256百万円(前年同期比3,041百万円減)、親会社株主に帰属する中間純利益3,625百万円(前年同期比2,182百万円減)となりました。
今後の取組み
当社グループといたしましては、「中期経営計画2023」の最終年度において諸施策を実施のうえ、脱炭素、オイルガス、半導体などの重点分野への拡販推進と成長市場と位置づけるインド・中東地域で営業活動強化を今後も推し進めてまいります。
中間配当
剰余金の配当に関しましては、事業基盤の整備に必要な投資や業績見通しなどを考慮しつつ、さらなる財務体質の強化を図りながら安定的に実施することを基本方針としており、当期の中間配当につきましては1株あたり110円といたしました。
2025年11月