CULTURE 先輩後輩対談日々、知恵を絞って積み重ねるコミュニケーションこそが
工場の安全性や効率、日本冶金工業の競争力を高める。

  • 社員

    杉山 博亮 製造部 製鋼工場 製鋼第一係長
    2015年入社 工学研究科金属フロンティア工学専攻 修了

  • 社員

    宮本 和紀 製造部 製鋼工場 製鋼第二係長
    2016年入社 環境科学研究科環境科学専攻 修了

かつては製造技術部素材技術チームの同僚で、現在はそれぞれ係長を務めている先輩・後輩が登場。入社動機をはじめ、若手のころに感じた社風や現在の職務で大切にしていること、自身や日本冶金工業の未来について語ります。

就職活動を進める上で、旧友との交流や帰省に便利な立地も考慮。(杉山)

宮本
杉山さんとは、新入社員研修後に配属された製造技術部で6年ほどご一緒しました。顔を合わせてから大学の先輩でもあると知りましたが、就職先に日本冶金工業を選んだ理由はなんでしたか?
杉山
大学院では金属が研究テーマだったから、知識を活かせる鉄鋼業界で考えていた。多様な鋼種を扱っている会社のほうが、より知的好奇心を満たせると思っていたので、日本冶金工業に注目した。製造拠点が川崎にあって都市部に居住できる点も魅力だったので入社を決めた。宮本君は?
宮本
僕もほぼ同じですが、勤務地も日本冶金工業に惹かれた理由のひとつです。多くの会社では、技術職は地方配属になりますが、日本冶金工業の川崎製造所は業界では珍しく都市に隣接した製造所で、通勤や生活の面で利便性が高いと感じました。実際、実家に帰りやすいし趣味のスノーボードにも出かけやすく、プライベートを充実させやすい環境です。
杉山
確かに、東京都内で勤務している学生時代の友人とも交流を続けられるし、実家にも帰りやすい。改めて、勤務地も重要なポイントだと思う。
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誰もが親身で丁寧に指導してくれるので、モノ怖じする必要がない。(宮本)

杉山
新入社員だったころの宮本君が勤務する様子を見て抱いたのは「モノ怖じしない奴だな」という印象。様々な部署や人と関係するラインの担当になったから心配だったけど、目上の社員相手でも尻込みせずに職務をこなしていたから感心したことを覚えている。
宮本
杉山さんは一番歳が近い先輩だったので、本当に色んなことを教えていただきました。杉山さんをはじめ、誰もが親身に丁寧に指導してくださるので、遠慮の必要がなかっただけだと思います(笑)。ただ、分からないことにぶつかったら、すぐに質問するように心がけていましたね。指導する側は「相手が分かること・分からないこと」の区別がつかないはずなので、自ら問う姿勢が大切だと思っていました。
杉山
まさしくその通り。自身を振り返っても「分かりません」をハッキリ意思表示することが大事だと思っていた。分かったフリをすると、そのまま話が進んでしまって、結局後から余計な手間がかかることになる。係長になってからは、どんなに多忙でも、分かったフリをしないこと、そして相手もしっかり理解や認識が合っているかどうか気を付けている。部下が質問・相談しやすい雰囲気もつくらないといけない。
宮本
僕もコミュニケーションを大切に考えているので、相手の年齢や肩書きを問わず、率直な意見を出し合えるような関係性を意識しています。
一方で、数カ月前に係長になりましたが、覚悟していた以上に仕事のボリュームが増えましたし、他部署を交えた打ち合わせや会議が多いので仕事のコントロールが難しくなったと感じています。アドバイスはありますか?
杉山
メンバーの協力を仰ぐこと! すべてを自身でこなそうとすると、時間的にもボリューム的にも無理が生じてしまう。まずは、真に「自分でこなさなければいけない作業」を見極められるようになることが大事だと思う。
宮本
確かに今は、何を自分でやるべきか、何なら任せていいのかを判断できません。今後は、この視点を念頭に置いて臨むように意識してみます。
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多様な鋼種を扱っていること自体が、日本冶金工業の成長の源泉。(杉山)

宮本
就職先選びでは「いろいろな鋼種を扱っていること」に着目したとおっしゃられました。原料を取り扱う立場としては、多種多様な製品やその仕様に触れることが多いので、日本冶金工業は本当にさまざまなニーズに対応しているのだと実感します。営業部門の頑張りを感じると同時に、顧客企業のご要望に柔軟に対応できていることにも心強さを感じます。杉山さんは、どうでしょう?
杉山
心強さもさることながら、成長や進化の源泉になっていると感じる。鋼種の多さにともなって、製造技術部門や研究部問は「考えなければいけないこと」も増えるよね。特に我々総合職の使命は、常に先を見据えて知恵を絞ることだと思っている。そういう意味では、多品種を扱っていて日常的に新たな取り組みを求められるという環境自体に大きな意義がある。学生時代の着眼点は間違っていなかったと思う。
宮本
おっしゃるとおりですね。今後の目標についてはいかがでしょう? 僕は、コミュニケーションを通じて工場をよりよくしていける部分にやりがいを見出しています。今は係長職に早く慣れることが最優先課題ですが、ロングスパンでは川崎製造所内で多彩な経験を積み、どのポジションからも安全かつ効率的な製造所の運営に貢献できるようになりたいと思っています。
杉山
目下の目標は、2022年から稼働した新たな電気炉の改善を推進すること。また、現場の係員には若手が多いので、特に安全意識を高めることに注力している。そのうえで、職務にやりがいや楽しさを実感できるような機会を創出していきたい。ただ、入社以来、ずっと製造畑で歩んできているので、総合職としては視野を広げる必要があるとも感じているから、異分野も経験してみたいな。
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※インタビュー内容は取材当時のものです。

CULTURE

  • 同期対談(1996年入社)同期鼎談(2020年入社)お互いの顔が分かる規模で協力し合う風土があるから、力を合わせて進化を続けていける。
  • 同期鼎談(2000年入社)同期鼎談(2000年入社)長い歴史があっても、世界から見れば成長途中の会社。チャレンジしていくしかない。
  • 先輩後輩対談先輩後輩対談日々、知恵を絞って積み重ねるコミュニケーションこそが工場の安全性や効率、日本冶金工業の競争力を高める。
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