CULTURE 同期鼎談長い歴史があっても、世界から見れば成長途中の会社。
チャレンジしていくしかない。

  • 社員

    小林 正資 2000年入社 経済学部 卒
    販売企画部 次長

  • 社員

    菅野 裕介 2000年入社 政治経済学部 卒
    海外営業部 次長

  • 社員

    神戸 雄一 2000年入社 理学研究科地学専攻
    技術研究所 環境技術グループリーダー

わずか5人でスタートしたミレニアム入社組は、いまも毎年盃を交わしています。日本冶金工業の海外ビジネスを牽引する3人が年の暮れに集まり、世界の動向など語り合ってもらいました。

信頼できる同期と出会えてよかった。今も個性豊かな彼らは、僕の誇り。(小林)

神戸
こうやって3人顔を合わせるのは、昨年末の同期会以来だね。今日はよろしく。
小林
菅野
こちらこそ。
神戸
小林が日本を離れたのはいつからだっけ?
小林
2011年からだね。シカゴで現地法人の立ち上げをやった。その前からも頻繁に行ってたけどね。あと、2008年にISSF(国際ステンレススチールフォーラム)に一年間派遣されてた。
菅野
僕は2011年からISSFに行って、シンガポールに赴任したのは2014年から。神戸が博士号をとるためにスウェーデンの王立工科大に留学してたのはいつだっけ?
神戸
2009年からの2年間だね。そうやって、同期の誰かが海外で暮らすようになってから、年末の帰国するタイミングで同期会をやるようになったね(笑)。
菅野
男ばかり5人のね。しかも、入社当時から一人も減らずここまできた。
小林
それは結構感慨深い。みんな別々の部門の第一線で活躍しているから、頼りがいもある。内定時代に初めて5人が顔を合わせたとき、こいつらとはすぐに馴染めると思った(笑)。
神戸
僕もまったく抵抗感なし(笑)。入社当時の会社は経営状態こそ良くなかったけど、どの職場にも活気があったから、「ここならやっていけそうだ」って言ってたのを思い出す。
菅野
そうだったね。上司も先輩もけっこう厳しかったけど、仕事を覚えるのが面白かった。一番つらかったのは、入社して3〜4年目の頃かな。いまでは再統合したけれど、分社化で、僕たちも一時期別々の会社に分かれてしまった。
小林
株価がかなり下がって(笑)。会社が潰れるとかは思わなかったけど、慕ってた先輩社員が辞めたりして、色々考えた時期でもある。でもそこから何年かすると景気が上がってきて、僕も菅野も営業に移った。ここから俄然やる気が出たね。会社を強く大きくするんだって。ステンレス鋼はどうしても景気に大きく左右されるから、長い目で見る必要があるとも思った。
神戸
僕はそのころ留学中だった。研究者としての手応えもあったし、色んな国の人と交流できて、会社や業界を客観的にとらえることもできた。すごく充実してた時期でもある。で、日本に戻ってきて、それまでの研究畑から品質を管理する立場になったことで、顧客との接点を初めてもつようになった。ビジネスというものを根本的に考え直すきっかけにもなった。
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日本冶金工業は「アジアの雄」。すごく大きな可能性を秘めている。(菅野)

菅野
営業ではその後、海外向けの人材を育てなきゃということで、小林がISSFに派遣されて、数年後に僕も続いた。そして会社が高機能材へとシフトする中で、小林も僕も現地の営業拠点を任されるようになった。これは本当にやりがいのある仕事だと思う。アメリカの市場はどうなの?
小林
日本の製品に対する信頼はとても高いよ。でも、日本から船で運ばなきゃならないから納期のハンディがあるのも事実。エネルギー関連とか大きな市場があるだけに、まだまだ工夫のしどころがたくさんあると思ってる。アジアはどうなの?
菅野
もちろんアメリカや欧州のメジャープレーヤーが参入してるけど、納期という面では十分なアドバンテージを活かせる市場。その中で日本冶金は「アジアの雄」だと思うよ。まだまだこれから拡大する市場なので、勝負どころを見極める必要があると思う。
神戸
技術サイドから言わせてもらえば、品質でもコスト面でも我々はかなりの競争力を付けてきたと思う。でも、海外ビジネスはもっともっと伸びるだろうから、まだまだ越えなきゃならない課題もたくさんある。自分たちがその中心となって解決していく責任も感じている。
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メーカーとして、まず品質ありき。そして技術と人材を更に高めていかねば。(神戸)

小林
僕は33才で現地法人の立ち上げを任された。やる気さえあれば、どんどん挑戦していける社風だと思うんだよね。我々は確かに歴史のある会社だけれど、世界的に見ればまだまだ成長途中。現状に甘えることなく、どんどんチャレンジしていかなきゃ負けてしまう。
菅野
確かにそうだと思う。国内でも海外でも競争はますます激しくなるよ。でもその反面、仕事はもっともっと面白くなってくるんじゃないかな。声を上げればすぐ社長に届く、っていう会社規模も僕はすごく気に入っている。
神戸
僕は専門外の学生だったけれど、自由に勉強させてもらえたからこそ、ここまでこれたんだと思う。だから、当社を志望する学生たちにも、あまり専攻にとらわれず会社を見てほしい。僕たちの世代は現場の最前線に立つ一方で、十年後、二十年後の人材を育てていく役割も担ってる。一人でも多くのプロフェッショナルを育てていきたいね。
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※インタビュー内容は取材当時のものです。

CULTURE

  • 同期対談(1996年入社)同期鼎談(2020年入社)お互いの顔が分かる規模で協力し合う風土があるから、力を合わせて進化を続けていける。
  • 同期鼎談(2000年入社)同期鼎談(2000年入社)長い歴史があっても、世界から見れば成長途中の会社。チャレンジしていくしかない。
  • 先輩後輩対談先輩後輩対談日々、知恵を絞って積み重ねるコミュニケーションこそが工場の安全性や効率、日本冶金工業の競争力を高める。
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