精密天文機器

望遠鏡用低熱膨張材

超大型天体望遠鏡には、分解能を高めるために、主鏡製造・研磨技術を始め望遠鏡構造の精密駆動技術などの最先端技術が駆使されています。主鏡に極低熱膨張ガラスが用いられるのは言うまでもなく、天体を追跡する中で要求される高精度の星像の分解能を実現していくためには、駆動系の誤差を極小にしなければなりません。このために主鏡支持構造材として、低熱膨張材のインバー材料であるNAS 36が使われています。

超大型天体望遠鏡主鏡概要図
超大型天体望遠鏡主鏡概要図