低・高熱膨張合金

NAS 42

NAS 42はFe-42%Ni合金です。その熱膨張係数は室温ではNAS 36より大きいのですが、500℃以下ではシリコン、セラミックス、ガラスの熱膨張係数と近似しているため、ICリードフレーム、ガンパーツ、振動板やメタルマスクの製造部材に広く用いられています。また軟磁性材としても用途があります。日本冶金工業では板、帯として製品を供給しています。



鋼種・規格

NAS規格 ASTM B753 EN JIS
NAS 42 UNS K94100 1.3917

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化学成分

NAS 42

  C Si Mn P S Ni Cr Fe
最小 40.0
最大 0.03 0.30 0.80 0.025 0.025 43.0 0.25

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物理的性質

比熱 (J/kg・K) 176.7
固有電気抵抗 (μΩ・cm) 20℃ 63
熱伝導率 (W/m・K) 15.5
平均熱膨張係数 (10-7/℃) 30–400℃

46

30–450℃

70

縦弾性係数 (MPa) 147,100
キュリー点 (℃) 340

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平均熱膨張係数

熱膨張係数がシリコンあるいはセラミックスと近似しています。

NAS 36とNAS 42の熱膨張率(熱処理900℃ ×1時間 真空中)

Image: NAS 36とNAS 42の熱膨張率(熱処理900℃ ×1時間 真空中)

Ni-Fe合金の平均熱膨張率

Image: Ni-Fe合金の平均熱膨張率

加工性

リードフレーム用として、ブレス性、エッチング性及びメッキ、ハンダ性に優れています。

耐食性

耐食性に有効なCrを含んでいないため、発銹に対しては注意を要します。

用途

ICリードフレーム、電子管封着、メタルマスク、磁性材などに用いられます。

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