LNG保護、ニュートロン、
オーバーレイ関連

LNGタンカー用メンブレン

天然ガスを産出国から輸送する手段としてLNGタンカーによる海上輸送は不可欠なものです。天然ガスを極低温状態で液化して貯蔵するLNGタンカーには、タンク構造の超低温対策と、LNGの気化を極力少なくする防熱対策が共に施されています。箱型のメンブレン方式タンクの内張り用に開発されたNAS 36LGは、熱膨張係数が非常に小さい利点を有し、それを活かして温度変化による熱応力を抑えることができます。このようにNAS 36LGは液化天然ガスを安全に輸送するために重要な役割を果たしています。

Image: LNGタンク内部

LNGタンク内部

放射線遮蔽

NAS 8R10は、SUS 304、SUS 304Lをベースとして優れた中性子吸収性能を持つボロン (B)を添加したステンレス鋼です。
これらは耐食性と強度も高いレベルにあり、使用済み核燃料棒貯蔵ラックや輸送・貯蔵キャスクに使用されています。

電気接点

携帯電話の電池取り付け位置の底を見ると、金色をした電池の電極が少し覗いています。この電極は純ニッケルに金メッキを施して曲げ加工したものです。純ニッケル素材 NAS Ni201は電気抵抗が小さく成形加工性にも優れるので、電池電極端子にはうってつけの材料です。また異なる電極用途として、窓のアルミサッシは電解着色によっていろいろな色を付けますが、この電解槽の電極にも純ニッケル素材NAS Ni201が用いられています。

Image: 携帯電話電池端子

携帯電話電池端子

バンドフープ材用溶接オーバーレイ

バンドフープ材は、肉盛り溶接に用いられる帯状の溶接材料です。構造用鋼等の表面に耐食性や耐摩耗性の高い溶接金属を被覆する際に使用され、化学プラントなどに適用されています。金属組織上、溶接時には割れやすい性質を有しています。これを改善するために溶接金属のδフェライト量を増加させますが、δフィライトを多く含むものは熱間加工性が劣化し、製造に困難をきたします。日本冶金工業では、微量成分の制御や製造工程での加熱・冷却制御技術を駆使することにより、δフェライトを多く含むバンドフープ材の製造技術を開発し、確立しました。

Image: バンドフープ材用溶接オーバーレイ

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